近年はスマホやPCの作業が増えた結果、首・肩の痛みに悩まされる人はさらに増加。なかには重篤な病気の可能性も潜んでいます。

そもそもなぜ首や肩が痛くなるのですか?

実は人間の頭の重さは約5kgもあります。重いのです。それを常に支えているのが首とその周辺の筋肉です。ここに負担がかかりすぎて疲労が蓄積すると、痛みとなって表れます。

首や肩がこる主な原因は何なのでしょうか?

首に痛みのある人の9割は、日常的なストレスや姿勢の悪さから生じる筋肉疲労による痛みです。特に近年、スマホが普及したことで、首や肩が疲労しやすい環境になっていると言えます。しかし筋肉の疲労の場合は、正しい姿勢や運動をすることで改善するケースが多く、重篤な病状には結びつきません。

首や肩がこる主な原因は何なのでしょうか?

首に痛みのある人の9割は、日常的なストレスや姿勢の悪さから生じる筋肉疲労による痛みです。特に近年、スマホが普及したことで、首や肩が疲労しやすい環境になっていると言えます。しかし筋肉の疲労の場合は、正しい姿勢や運動をすることで改善するケースが多く、重篤な病状には結びつきません。

一般に「首(肩)が痛い」という時、どのあたりを指すのですか?

整形外科上では後頭部から肩甲骨周辺までを含めたエリアを指します。肩こりの「肩」もここに含まれるでしょう。首は小さな骨が連なっており、その周辺をさまざまな筋肉が覆っています。首から肩甲骨までを覆う一番大きな「僧帽筋」、首の付け根にある「後頭下筋群」、頭部を安定させる「頭半棘筋(とうはんきょくきん)」などです。

具体的に痛みが出るメカニズムは?

整形外科上では後頭部から肩甲骨周辺までを含めたエリアを指します。肩こりの「肩」もここに含まれるでしょう。首は小さな骨が連なっており、その周辺をさまざまな筋肉が覆っています。首から肩甲骨までを覆う一番大きな「僧帽筋」、首の付け根にある「後頭下筋群」、頭部を安定させる「頭半棘筋(とうはんきょくきん)」などです。

筋肉疲労による首の痛みは、どんな人に起こりやすいですか?

姿勢が悪い人

PCやスマホの作業が続くと、背中が丸くなって猫背の状態で頭が前に出た姿勢を続けてしまいがち。すると当然、重心は前にかかり、首にかかる負担が大きくなります。また、いつも肩の片方だけにバッグをかけて過ごしている人も、体のバランスが崩れて首の筋肉が疲れやすくなるので、できるだけ交互に肩を使いましょう。

なで肩の人

なで肩の人は首が長くなり、頭を支える首や肩の筋肉に負担がかかりやすいです。特に女性には「なで肩」の人が多く、月経、妊娠、更年期などのタイミングで痛みが強まることもあります。

目が疲れている人

目と首はとくに近いため、目が疲れると視神経を通して首周辺の筋肉が緊張します。

どうすれば改善できるでしょうか?

まずは首に負担がかかる生活習慣を改めることが先決です。例えば以下を意識して生活してみてください。

  • 姿勢を正す。頭が背骨の真上に来るように意識する
  • 同じ姿勢を続けない。15~30分に1回休憩を取る
  • 血流を促すため、適度に運動する
  • 首や肩を冷やしすぎない。夏場はエアコンの当たりすぎに注意
  • シャワーではなくお湯に浸かる。体が温まると血行が良くなる
  • 首の筋肉をもみほぐす(マッサージ)
  • 首の筋肉を温める